糖尿病の合併症が出現する時期とは!? 

糖尿病は恐ろしい病気であることは以前にもいくつか書いてきました。

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現代社会ではそれを患ってしまう要因があふれていて、その予備軍がたくさんいます。

糖尿病は血糖値の調節がうまくいかない場合に発症し、血糖値の高い状態が続くことで、全身にネットワークを結んでいる血管と神経が侵され、適正な栄養の供給ができず、全身の臓器に様々な障害が起こってくるのです。

これは、糖尿病の慢性合併症とよばれています。

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糖尿病の慢性合併症には、大きく分けると細い血管にみられる合併症(細小血管障害)と、太い血管にみられる合併症(大血管障害)の2つがあります。

また、慢性合併症のほかに、極度のインスリン作用不足によって急激に起こる急性合併症もあります。

糖尿病性合併症

急性合併症と慢性合併症のどちらも、いったん起きてしまうと、完治させることは大変困難です。

だからこそ、糖尿病は早期発見と早期治療が行えるか否かが、運命の分かれ道ともいえます。

ただ、糖尿病は慢性疾患の1つであり、治療と自己管理が生涯必要な病気ですが、これらをきちんと行えば、通常の生活を送ることができます。

そして、真に恐ろしいのはそれに誘発される「合併症」であり、その予防と悪化しないようにする対策が重要になってきます。

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糖尿病の三大合併症とは!?

糖尿病には多くの合併症がぶら下がってきます。

その中でも、特に重篤な症状および予後不良を引き起こすものを『三大合併症』と言います。

それが『神経障害』、『網膜症』、『腎症』です。

その他にも、上記で表記したような症状が現われてきます。

こうした合併症は、糖尿病になると”直ちに”起こるわけではありません。

糖尿病になって、高血糖を放置していると、数年という年月をかけて徐々に起こってくるのが一般的で、それぞれ出現してくる時期というものがある程度分かっています。

※「ある程度」としたのは、必ずしもコレ通りにはいかないため。

図に示すように、糖尿病が長期になるにつれ起こってきますが、一般的には、神経障害が先にきて、次に網膜症、もっと障害が進むと腎症が起こってくると考えられています。

 

 

 

 

糖尿病性神経障害

糖尿病神経障害の症状は最も早い時期に現れると言われる合併症で、糖尿病発症後、約1~5年で発症すると言われています。

しかし、合併症としては潜伏期間はないと言われるくらい糖尿病発症初期の時期に発症するケースもあり、初期段階では自覚症状があまりないと言われている糖尿病とは違い、この神経障害の症状だけはその例外で体の異常を認識することができます。

神経障害の早い時期に出現する症状は、手足など体の末端部分のシビレ、怪我や火傷の痛みに気がつかない、内臓の不調、発汗異常、ふらつきやめまいなどの自律神経異常の症状を起こします。

また、自律神経まで影響が出てしまうと、便秘や下痢などが起こるので、何らかの異常な症状を感じたら早い時期に主治医に相談すべき症状です。

糖尿病網膜症(視覚障害)

糖尿病網膜症(視覚障害)の症状は、糖尿病発症の早い時期には自覚症状はほとんどなく、潜伏期間は、糖尿病発症後約7~8年と言われています。

5年間で10%、10年間で30%、15年間で50%、20年間で70%に網膜症が発症することが知られています。

少しづつ眼底部分に出血があり、それが原因で視力低下が現われます。

また、白内障や緑内障などの疾患を発症させることもあり、最悪の場合は失明してしまう危険性もあります。

この糖尿病網膜症の自覚症状が出てきた段階から、進行するスピードが速くなることでも知られています。進行すると失明に至ることもあります。

それを防止するため、早期発見および早期治療が重要で、糖尿病と診断された場合は眼科での定期的な検査を継続する必要があります。

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糖尿病腎症(腎機能障害)

糖尿病腎症(腎機能障害)は、三大合併症の中では最後に出る症状で、潜伏期間は糖尿病発症後約10年と言われています。

糖尿病発症の早い時期には、ほとんど自覚症状がなく、症状は静かに進行していきます。

尿を作る際、健康な人では体外に排出されないタンパク質が、糖尿病患者は体外に排出されてしまい、血液中のタンパク質濃度が下がり、浮腫や血圧上昇、老廃物排出の低下が起こります。

それが続くと、腎不全や尿毒症の原因になるため、最終的には人工透析となってしまうため、早期発見・早期治療を必要とします。

出現する時期のまとめ

三大合併症の出現する時期はおおよそ以下のようになります。

糖尿病発症!!→糖尿病性神経障害→糖尿病性網膜症→糖尿病性腎障害→その他合併症

という具合ですね。

これら合併症の出現する時期は、過去の臨床データから導き出されたもので、おおよそ合致するものだと思います。

今回は三大合併症をメインに取り上げましたが、全ての合併症は、身体に対し重篤な症状を引き起こします。

ただ、今回の時期とは異なることも、生物なので充分にあり、まず予備軍およびそれに近い人(現代社会に生きる人全て!?)は「糖尿病にならないこと」を第一に考え、日々の生活の中で、その予防をとって行く必要があるのかなと感じます。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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